和歌山心不全アラート

 
このたび、日本循環器学会近畿地方会において企画された「心不全療養指導士 café」に、NPO
法人和歌山心不全アラートとして企画・運営面のサポートを行いました。
 
当日は約 70 名の心不全療養に関心をもつ方々にご参加いただき、さらに傍聴席での参加者も含
め、会場は終始にぎやかで温かい雰囲気に包まれていました。
カフェ形式ということもあり、参加者同士が気軽にテーブルを囲み、それぞれの地域での工夫や
試行錯誤、日頃感じている悩みや困りごとを、立場を越えて共有し合う姿が多く見られました。
皆さんが楽しそうに語り合っておられる様子が印象的で、「つながる場をつくる」という本企画
の目的は十分に達成できたのではないかと感じています。

今回の café は、「ひとりやないで！つながろ、ひろげよ！近畿の心不全療養の“輪”」をテーマ
に開催され、療養指導士同士の横のつながりの大切さを改めて実感する機会となりました。一方
で、地域差の存在も強く感じられ、特に和歌山県からの参加は 3 名にとどまり、県内外を問わず
横のつながりづくりは、まだ発展途上であることも実感しました。
 
最後には、「療養指導の“輪”」を象徴する形として、参加者全員で頭上に“○＝輪”をつくり、
記念撮影を行いました。一人ひとりの取り組みがつながり、やがて大きな輪になっていく、 そん
な想いを共有できた、参加者の楽しそうな雰囲気が伝わる一枚となりました。

当法人としても、このような“つながる場”を継続的に支え、心不全療養に関わる専門職の皆さ
まの力となれるよう、今後も担当理事とともに取り組んでいきたいと考えています。
 
NPO 法人和歌山心不全アラート
副代表
心不全看護認定看護師
和田 直子